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最新刊

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『民俗考古学——必要が生んだ継続性』

木の実や樹皮の利用方法は、縄紋時代の遺跡にもその事例がのこされており、それは親から子へ、子から孫へと受け継がれ、人々が山間部で生きていくうえで不可欠な伝統的な生活技術となった。

考古学の研究方法として民俗考古学的手法を成立させた著者が、出土遺物に備わる文化的意味合いを、民俗事例を手掛かりに解明する。

食料の乾燥と備蓄、樹皮利用、木材利用、堅果類利用、矢を射ない弓、太縄、運搬具について、先史時代から現代までの継続性を指摘。モース以来の伝統的考古学研究方法では着手しえなかった文化的側面の領域を、民俗考古学的方法で解明。豊富な図解により出土遺物および民俗事例の類例が一覧でき、今後の一次資料研究において貴重な指針を示している。

→ 【 目次 】

2023年11月刊 B5判 206頁
名久井文明著
 
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定価 3850円(税込)
Kindle電子書籍版 3500円(税込)